『地域力の時代―絆がつくる幸福な地域社会―』

表紙写真編者: 荒川区自治総合研究所

発行: 三省堂 (平成24年 9月10日)
価格: 800円+税

ISBN: 978-4-385-36576-3

執筆者一覧

神野直彦(東京大学名誉教授)、阿久戸光晴(聖学院大学学長)、広井良典(千葉大学法経学部教授)、西川太一郎(荒川区長)、須藤昌彦(荒川区町会連合会会長・荒川西部町会連合会会長)、向後貢(南千住東部町会連合会前会長)、近藤利文(南千住西部町会連合会会長)、志賀信忠(荒川東部町会連合会会長)、木内輝男(町屋町会連合会会長)、関根要一(尾久東部町会連合会会長)、斉賀靖佳(尾久西部町会連合会会長)、小林昭弘(日暮里町会連合会会長)、安部義治(地域力研究会区民委員)、岡野正隆(地域力研究会区民委員)、興野愛子(地域力研究会区民委員)、櫻井善忠(地域力研究会区民委員)、高田忠則(地域力研究会区民委員)、仲村威(地域力研究会区民委員)、日常的に地域力向上の取り組みに関わっている荒川区職員による寄稿、二神恭一(早稲田大学名誉教授・当研究所理事・所長)

座談会

神野直彦(東京大学名誉教授)、藁谷友紀氏(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)、広井良典氏(千葉大学法経学部教授)、西川太一郎(荒川区長)

目次

はじめに

第1章 なぜ、今、地域力なのか

「分かち合い」そして「地域力」(神野直彦)

区民の幸福を支える地域力(西川太一郎)

社会の再建力としての地域力(阿久戸光晴)

第2章 荒川区の地域力

1節 荒川区を支える町会・自治会の活動

地域の方々と絆社会の完成をめざして(須藤昌彦)

変わりゆく地域の中で、住民が融和していく大切さ(向後貢)

地域の人たちの絆を深める祭りを大切に受け継いでいきたい(近藤利文)

若者、女性の積極参加を促進することで、地域の力を育んでいきたい(志賀信忠)

育てよう我がまちの心(須藤昌彦)

地元への帰属意識が、なんでも協力し合える関係を生む(木内輝男)

円滑な町会の運営を可能にした地域の素晴らしいメンバーに感謝(関根要一)

インターネットの積極的な活用など、時代に対応した新しい町会運営も必要(斉賀靖佳)

下町の人の結び付きを大事にしながら、新しい活気を地域に呼び込む工夫を(小林昭弘)

2節 荒川区を支える区民の活動

区も区民も、お互いが応援団という気持ちでまちづくりを(安部義治)

地域の将来を担う子どもたちの交流と成長を願って活動中(岡野正隆)

幸せな家庭あっての幸せな地域づくり ― これからも助け合いを基本に(興野愛子)

地域の人たちが活発に連携できる新たな仕組みづくりを(櫻井善忠)

スポーツや文化活動を通じて、地域の人と人、心と心をつなげる場づくり(高田忠則)

地域に対する「夢」を形に ― 災害に強く、住みよいまちづくりを(仲村威)

3節 地域力向上に向けた区の取り組み

町会・自治会事業支援のための助成について

防災区民組織と地域力について

地域力をいかした教育活動

第3章 これからの地域力

座談会「幸福実感都市を実現するために―これからのコミュニティ」

神野直彦×藁谷友紀×広井良典×西川太一郎

次世代型コミュニティ―ポスト成長時代の幸福と地域(広井良典)

おわりに

地域力と町会・自治会(二神恭一)

資料

荒川区の概要

平成23年度荒川区政世論調査結果

公益財団法人荒川区自治総合研究所の概要

最終更新日:平成27年8月18日