GAH指標の体系、および指標に対応する質問文一覧はこちらです
荒川区自治総合研究所では、区民の皆様の生活に最も近いところでそのニーズ(要望)を把握している区職員とともに、多様な分野の有識者の意見を踏まえながら、荒川区民総幸福度(GAH)指標を作成いたしました。
荒川区民総幸福度(GAH)指標は、「幸福実感度」と、その基礎となる「健康・福祉」「子育て・教育」「産業」「環境」「文化」「安全・安心」の6つの分野の指標によって構成されています。
平成25年より、GAH指標を用いた「荒川区民総幸福度(GAH)に関する区民アンケート調査」を実施しており、調査結果は「荒川区民総幸福度(GAH)レポート」として公表されています。
幸福実感度
誰もが幸福に暮らせるあたたかな地域社会を築いていくためには、幸福実感の促進要因と阻害要因を調査し、その結果に応じて様々な対策を行っていくことが重要です。区民の皆様の幸福実感を尋ねることで、荒川区民総幸福度を向上させるための様々な取り組みを行っていきます。
健康・福祉
人はだれでも「健康でありたい」と願います。健康とはただ身体のみに関わるものではありません。世界保健機関(WHO)によれば、健康とは、体の健康と心の健康、そして社会的健康の3つの要素から成る複合的なものとして捉えられます。また、医療施設など、健康でいられるような環境の整備も重要です。健康・福祉に関わるこれらの指標を通じて、幸福度の向上を目指していきます。
子育て・教育
子どもが健やかに成長していくことは、親としての大きな喜びです。一方で、子育てや教育には、責任と負担が伴います。子育てや教育を、家族だけでなく、地域全体で支援する環境を整えていくことで、子育て世代の幸福度の向上を目指していきます。
産業
経済的な豊かさは幸福の追求のための重要な基礎となります。また、必要な収入を得られる安心感があること、仕事にやりがいを感じられることは、精神的な健康をもたらします。にぎやかで活気のある商店街は、買い物の利便性を高めるだけでなく、人々の気持ちを明るくさせます。地域の産業の振興を通し、幸福度の向上を目指していきます。
環境
幸福は日々の生活の中で生まれてくるものです。清潔で、交通の便がよく暮らしやすい住環境は幸福実感の基礎となります。交通の便の良さはもちろん、街並みやバリアフリーの環境の整備、将来の子どもたちのための持続可能な発展に向けた取り組みを通じ、幸福度の向上を目指していきます。
文化
生涯学習やスポーツ、趣味の活動など、充実した余暇は心と体をリフレッシュさせ、日々の生活にあらたな活力をもたらします。また、伝統行事やお祭りへの参加など、地域社会との交流は、人々の絆や地域のつながりを強めます。充実した余暇や様々な地域とのふれあいの機会を通じ、誰もが幸福に暮らせるあたたかな地域社会の実現を目指していきます。
安全・安心
生活を送る上で、安全で安心して暮らせることはとても大切なことです。防犯対策や、事故防止のための様々な取り組みはもちろん、地震や火災といった様々な災害に対する備えを充実させていくことで、安全・安心に暮らせる街づくりを進め、幸福度の向上を目指していきます。
最終更新日:平成28年9月26日