なぜ「幸福度」なの?
日本は豊かな国だと言われています。これまで、その国が豊かであるかどうかは、主に経済的に豊かであるかどうかで考えられてきました。しかし、経済的に豊かであっても、人々が幸せだと感じられなかったら、本当に豊かな国だとは言えないかもしれません。
そこで荒川区は、幸せを実感できる区政を目指して、「荒川区民総幸福度(GAH)」の研究に取り組んできました。荒川区では、区に住んでいる人たちや、区で働いている人たちが、どれだけ幸せを感じているかを調べる指標をつくり、この指標を用いて、区民の幸福実感の向上を目指しています。 国の豊かさを国民がどれだけ幸福だと感じているかという「幸福度」で測ろうという考え方は、近年世界中で注目されてきており、荒川区の研究はその先駆的存在となっています。
幸福度を測ると何の役に立つの?
何を「幸せ」と感じるかは人それぞれですが、皆様がどれだけ幸せを感じているかを調べ、幸せでないと感じる点があればどのようなところでそう感じるのか原因を探し、課題の解決に向けた方法を検討することができます。
そこで、区民の皆様の幸福度を測る指標を用いてアンケート調査等を行い、その結果を分析して、区民の皆様が今よりももっと幸福を感じられるようになるには何が必要か、皆様とともに地域の課題を解決するにはどうすればよいかを考え、政策の立案・改善などを行いながら、よりよい区民サービスを実現していくことに役立てます。
最終更新日:平成27年8月18日